備忘録

あかし

オリーブのあなたへ

 

 

拝啓、あなたへ

 

さて、終わりの差し迫るこの日々に

何を思い過ごしていますか

 

日々深まる寒さに凍え

治らない風邪に震え

目を背けたりしていますか

 

 

きっと、

きっと、

何かを残しておかなければ

どこかに記しをつけておかなければ

わたしはあなたとの日々さえも忘れてしまうのでしょう

 

記憶の奥底に沈めて

時を重ねる毎にその重りを増やして

きっと二度と思い出すこともなくなるのでしょう

そうして私は私を守ろうとするのでしょう

 

 

出会って3年と半年

ちっともふつうじゃなかった私達ですが

あなたはちっとも自覚せず 気づいてくれませんでしたが

私があなたを愛していたように

あなたも私を想っていたでしょう?

 

揺るがしようのない都合があるながらに

わたしを大切にし

尊重してくれてありがとう

 

あなたがあなたのやり方で出来る限りにわたしを大切にしてくれていたことを、

私はちゃんと知っているよ

 

 

 

手放しがたく思う心理はとても厄介だけど

あなたがしあわせになるために

わたしがしあわせになるために

終わりにしましょう。

 

 

さようなら、

さようなら。

 

どうか、げんきでいて。

どうか、しあわせでいて。

愛していたよ

 

 

 

出会ってくれて、大切にしてくれて、心からありがとう

 

2023.11.18